PMS・生理痛を和らげる

個人差はあるものの、生理痛やその前に訪れるPMS(月経前症候群)は、女性のライフスタイルに大きく影響します。


PMS期間にアロマを導入することで、期間中の精神面や身体面での生活の質の向上が期待できます。


◆病態生理

生理の不調は、医学的に生理前・生理後で病態生理が異なります。


生理前で不調が出るのは、経血を抑えるためにプロスタグランジンが産生され、子宮収縮が促され、腰痛や下腹部痛、吐き気、下痢などが生じます。


生理後で不調が出るのは、うっ血が生じることにあると言われている。うっ血とは血流の停滞であり、血液の流れが悪くなることによる、倦怠感や頭重感、冷えなどの症状が生じます。


◆薬について

痛みには抗炎症・鎮痛作用を持つ薬が用いられます。


例えばもっともよく使われているロキソニンを用いると、抗炎症・鎮痛作用によって症状は改善されますが、代表的な副作用として胃に負担をかけることで胃痛や吐き気を催すことがあります。


しかし、薬の効果は一時的なものであり、効果が切れれば痛みは再び生じます。痛みが再び現れまた薬を服用すると、たしかに痛みは鎮まりますがロキソニンは腎臓で代謝排泄される薬であるため、急激ではなくとも腎臓に負担をかけてしまう可能性があります。現状の痛みを抑えることは非常に重要ですが、腎臓は非常に重要な臓器のためできる限り負担をかけないことが望ましいでしょう。


またPMSには特効薬はありませんが、低容量ピル(ホルモン剤)を用いてホルモン量のバランスを整えることでPMSを改善することができます。低容量なので激しい副作用はないことが多いですが、頭痛、吐き気、乳房の痛み、不正出血などが起こることがあります。


また、家族の既往歴により服用を避けたほうがいい場合があったり、子宮頸癌のリスクが上昇してしまうリスクがあることが報告されています。


使用するかどうかは医師や薬剤師としっかり相談した上で決めましょう。


《アロマの使い方》

アロマでは香りやマッサージをすることによって体質改善から症状の緩和を行っていくことを推奨しています。

以下のアロマで効果があると言われています。毎日のお風呂から改善していきませんか。