イランイラン

【製油の特徴】

バンレイシ科の木本の花を蒸留して抽出する精油。

この木の花を早朝摘んだものを蒸留する。レユニオン島、コモロ島、フィリピン、インドネシア原産。現在はほとんどマダガスカルで生産されている。

主要成分は、ゲルマクレンD・リナロール・p-クレシル-メチル-エーテル・ベンジルアセテート・ベンジルベンゾエート・ゲラニルアセテート

【香り】

① 香りのカテゴリー (7種中)| エキゾチック系  

② 香りのノート (揮発度)| ベース〜ミドルノート  

③ 香りの度合い (弱・中・強)| 強

【主な作用】

最高級のイランイラン油ならばだが、鎮痙作用、抗菌作用、抗真菌作用などがある。さらに、その『催淫作用』は有名だ。 これは脳に影響を与えることで、CNV(随伴性陰性変動)のデータの観察によっても確かめられている。したがって、この精油もローズマリー油同様に脳の老化を遅らせる効用もあるのではないか

【注意】

安物のイランイラン油には、アロマテラピー効果などを期待するほうが愚かである。残念ながら市販の「イランイラン油」はほとんどこのようなニセモノである。