口臭予防と対策
それぞれ体に匂いがある様に、口の中にも匂いがあります。
正常な匂いの場合、生理的口臭と言いますが病気やその他の原因で(多くの場合、口の中に原因が在ります)他人に不快な気持を与える匂いとなる場合があります。
それを口臭と称します。
自分以外の人の感じ方で、口臭かそうでないかが決まります。
◆病態生理
口臭治療ガイドラインとして、国際口臭学会の研究グループが口臭症の国際分類を決めましたので 図 7に示しました。口臭症は、実際に口臭を有する真性口臭症と、口臭の無い仮性口臭症、そして口臭恐怖症があります。 真性口臭症は、さらに生理的口臭と病的口臭があり、生理的口臭は原因の疾患がなく、 主に舌苔で産生される口臭です。日本の口臭患者の約 1/3 がこれにあたると考えられます。
病的口臭は、さらに 口腔由来と全身由来に分類し、口腔由来の病的口臭は、歯周病が原因のことがほとんどで、 口臭患者の約 1/3 が相当します 。時々、唾液の分泌減少による口臭も見られます。
歯周病の口臭は、歯肉から発生すると誤解されていますが、実は多くが舌苔から発生します。その他、口内炎や口腔癌など潰瘍を作る病気も原因となります。全身由来の病的口臭では、内科・耳鼻科などの病気や、内服薬が原因の口臭もありますが、我が国では数パーセントと少ないようです。
一方、口臭が無いのに「口臭がある」と勘違いして、口臭治療を望む方がいます。このような状態を仮性口臭症と呼びます。仮性口臭症の患者さんは、歯科医師・歯科衛生士の「口臭が無い」という説明を理解できます。ところがまれに「口臭がある」と信じ続ける方もいます。また真性口臭症があり、治療により口臭が消失したのに、上記と同様「口臭がある」と思い続ける方もいます。このような患者さんは、周囲の人々の何気ない動作、例えば他人が「鼻のあたりを手で隠す」行動や、「顔をそむける」などの光景を見ると「自分の口が臭いため」と誤解してしまうようです。このような場合、心理的な要因が大きいので 口臭恐怖症と診断し、他科を紹介することが多いようです。
◆薬の副作用
トウモロコシデンプン、dl-メントール、ケイ酸Mg、ステアリン酸Ca、白糖
《アロマの使用方法》
・ティートリー 15滴
・ペパーミント(もしくはスペアミント)5滴
・ウォッカ(40度以上のもの)50ml
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