ニキビ予防と改善

ニキビとは、前額部(おでこ)、頬、口の周り、下あごなどにできる発疹をさします。おもに思春期から青年期にかけてよくみられ、胸や背中の中心部などにできることもあります。この発疹は、毛穴に皮脂がたまり、出口が炎症を起こして小さく隆起したもので、すぐに治ってしまう軽いものから、ニキビ痕として跡を残してしまう重症のものまであります。

一般に、思春期にできるものが「ニキビ」、大人になってからできるものが「吹き出物」と言われることがありますが、実は両者の区別はなく、同じもの。どちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気の通称なのです。


◆病態生理

ニキビの原因はさまざまですが、大きな要因は次の3つです。

毛穴の閉塞

皮脂の過剰な分泌

「アクネ菌」というニキビの元となる菌の繁殖

そもそも肌は、約28日のサイクルで角質がはがれおちて新しい皮膚細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返しています。通常、皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まってしまいます。

そうすると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に繁殖し、炎症を起こして発疹ができる、つまりニキビとなります。

角質の肥厚のみならず、皮脂が過剰に分泌しすぎると、やはり毛穴を塞いでしまいます。


特に思春期に増加する男性ホルモン「アンドロゲン」には皮脂の分泌を高める性質があります。思春期にニキビの発生が多いのは、このせいなのです。

また、もともと脂性肌であったり、糖分・油分の多い食生活やストレスの増加などもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながり、ニキビの発生、悪化の原因となってしまいます。

◆薬の副作用

ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸2K

イソプロピルメチルフェノール、グリチルリチン酸ジカリウム

イブプロフェンピコノール

レボフロキサシン、ロキシスロマイシン、ミノマイシン

「ビタミンには副作用はなし。抗生物質や漢方薬には、場合によっては吐き気やめまいなどの副作用が出ることがあります」


《アロマの使用方法》

ラベンダーが効果的

ティートリーには皮膚再生の作用は残念ながらありませんが、殺菌力が数ある植物の中でも、随一です。

ティーツリーは高い抗菌効果で知られていますね。ティーツリーは、水ぶくれした患部の赤味や痒みを和らげてくれます。またマイルドな麻酔効果と炎症を抑える働きは、帯状疱疹の治療と症状を抑えるという両方の役目を担ってくれます。