オレンジスイート
【製油の特徴】
原産地はインド・東南アジアと考えられる。
現在の主要生産地は、ブラジル、米国フロリダ州・カリフォルニア州、メキシコ、アルゼンチン、インドネシア
【香り】
① 香りのカテゴリー (7種中)| 柑橘系
② 香りのノート (揮発度)| トップ
③ 香りの度合い (弱・中・強)| 弱め
【主な作用】
効果 ー 心身の鎮静効果
ー 消化器官の蠕動(ぜんどう)の力を強化し、その運動の律動性を正常にし、リズムを整える。これはin vivo(生体内)で、イヌを実験動物として用いて判断したもの。
また、モルモットの回腸でテストしたところ、鎮痙作用が認められた。
ー 抗菌作用。これはオレンジエッセンスの濃度などの要素によりさまざまに変化する。試験報告によっても、このエッセンスに抗菌力があることは疑いないが、その効力の強さについて、一定の報告はできない。
ー 抗真菌作用。あまり強くない。
ー その他の作用。フロリダオレンジエッセンスには抗酸化作用は認められない。病人などにこのオレンジエッセンスをスプレーすることで、暗くなりがちな患者に抗うつ作用を発揮する事実がわかった。これは、東京都立のある病院の末期ガン患者にたいして看護師たちが試験的に行ったことで、はっきり確かめられた。
ー その他。各国の薬局方に、乾燥させたオレンジ果皮が記載されている。Citrus aurantium ssp. amara、ビターオレンジは、プエルトリコ人たちが非常によく使う。これは、睡眠障害、胃腸の各種障害、呼吸器系のいろいろな症状を好転させるのに有効であり、また血圧を上昇させる効果も示す。ビターオレンジの干した果皮を利用し、これをラム酒やブランデーに浸してつくるアルコール分40%のキュラソー酒は、薬酒の一種である。
【注意】
光毒性に注意。
メーカーにもよりますが、光毒性が確認されています。
皮膚への塗布後、12時間は日光にあたらないように。
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